老健という勤務先

いろいろな職種のスタッフと力を合わせて高齢者をサポート

介護士が老人保健施設で働く際に必要なスキル

老人保健施設、通称「老健」は、要介護度1から5の高齢者を受け入れ、介護、医療処置、リハビリを通して在宅復帰および社会復帰へ向けたサポートを行う施設です。介護士だけでなく医療やリハビリ関係のスタッフも常駐しているのが大きな特徴です。介護士として老健で働くには、多くのスキルが求められます。

まず、チームで働く能力は必須です。そもそも介護の仕事は1人で成立するものではなく、必ず周りのスタッフと連携しなければいけません。特に老健では、介護スタッフだけでなく、看護師、医師、管理栄養士、支援相談員などいろいろなスタッフが同じ場所で働いており、その人々ともコミュニケーションを取る必要があります。

それにも関わらず他職種の考え方や態度が受け入れられないだとか、同職種としか連絡を取り合わないようなことがあると、施設全体に悪影響を出してしまいます。高齢者の回復を支えるという目的を見失わず、誰とでもオープンにコミュニケーションを取る能力が求められます。

他には、素早い判断力も求められます。前述したとおり、いろいろな職種の人が働く老健では、時に上司や上長の指示の下を離れて働かなければいけないことがあります。誰かの指示通りに動くだけでなく、その場で自分がとるべき行動は何なのかを瞬時に判断する力が求められます。

また、必須ではありませんが、医療やリハビリに関して興味や多少の知識があると、他分野のスタッフとの連携も上手くいくでしょう。医療チームからしても、医療に理解のある介護士の存在はありがたいのです。老人保健施設での勤務に関心がある方は、おすすめサイトの「http://rouken-medicalplus.com」にも目を通しておくと有益情報を得られるでしょう。